#4「アイドルから種子島」
創刊号のスタッフを探している時に、前の会社で一緒だった女性編集者の渡部恭子さんに声をかけたところ、紹介してもらったのが岡島紳士さんでした。
ちょうど岡島さんは吉田凜音さんのRINNE RAPの制作時期だったこともあり、創刊号で吉田凜音さんに登場していただき、岡島さんに取材してもらうことになりました。
吉田さんの撮影・取材中に、そのオーラにすっかり感動してしまった我々はその日に連載の相談をしていました。
そんな流れで、今度は5 Procjetの代表の外園さんにお世話になることになります。ある時、外園さんから紹介したい人がいるんですと言われて、5 Projectの事務所でお会いしたのが電通の松井さん。この人がまたとてもユニークな人で、アイドルや宇宙、自由研究など、雑誌Rocketのコンセプトを話すと即座に「何かやりましょう!」と強い興味を持ってくれたのです。
それまではEndless Summer Magazineのコンセプトを話しても苦笑いされることが多かったんです。そりゃそうだ。
で、こういう時の「何か」は、なかなか実現することは少ない(実際に「思い」があっても難しいことが多い)のですが、松井さんはそのあとの動きが早かった。
実現には至っていないものもあるけど、ともに企画書を作り、企業に提案したり、一緒に国立天文台に取材に行ったりするうちに、ついに種子島への取材を形にしていただきました。
雑誌としてやりたかったことの理想形が一つ形になった瞬間でした。種子島でお世話になった人たちも本当に皆さん聡明な方たちでとても刺激を受けました。大学生の2人も元気かなあ。松井さんとはその後もコンタクトを取りながら、幾つかの案件が企画進行中です。
国立天文台の縣秀彦先生にはご多忙のところ2度も取材を受けていただきました。天文学を通じて、地球、人類、社会、政治などなど、非常に視野が広がるお話を聞かせていただきました。
Rocket vol.7、vol.8の2号連続インタビューは特に中高生の皆さんに読んでほしいと思います。将来に不安を抱えていたり、孤独に苦しんでいたり、夢はあるけどどうしたらいいかわからないと悩んでいたり、そんな人に読んでもらいたいです。きっと何か手がかりや希望が見つかる気がするんです。
縣先生とは次はもしかしたらイベントでご一緒できそうなので、とても楽しみにしています。
話は戻って。先日、こういった事柄を実現できているのって何でだろう?と思った時に、あ、岡島さんからつながっているのか、と思い至ったわけです。もっと言えば渡部さんか(ありがとう!)。
岡島さんには吉田凜音さん以降も誌面でたくさんの取材にご協力いただき、素敵な出演者の皆さんにつないでいただいています。
岡島さんの普段されている仕事はもっと幅広いのですが、Rocketの仕事の時はちゃんとチューニングを合わせてくれて、編集者としてのセンスが素晴らしい方。今年は雑誌以外でのお仕事もできそうなので楽しみです。
こんな感じで何がどうつながっていくのかわからないところも仕事の楽しさ。起業してからはSNSも便利だなと思っていただけど、上記の流れに関してはほぼ関係ない。やっぱり直接会うのはおもしろい。
そんなわけで#4はおしまい。次回は「Endless Summer Records」。