アイドルDVDマガジン「IDOL NEWSING vol.2」の発売を記念したライブイベント「IDOL NEWSING LIVE 2」が、7月22日に東京・新宿BLAZEで開催された。出演アーティストはアップアップガールズ(仮)、アイドルネッサンス、吉田凜音、Maison book girl 、ひめとまほう、里咲りさ、りりかと超豪華ラインナップ。すでに数多くの詳細なレポートが出ているため、取材に赴いた編集スタッフが感じたことを中心にレポートしてみたい。
オープニングアクトはE TICKET PRODUCTIONがプロデュースするラップグループ・NEWKIDSCREW。「りんねラップ」をはじめ、結成から2015年2月までのライムベリーのプロデュースでも知られる、アイドルともゆかりの深いEチケが入場したばかりの客でごったがえす会場をのりのいい楽曲でわかせていた。アイドルイベントとしては異色の男性陣のみがステージを埋める光景から、りりかの登場で雰囲気が一変。りりかはトレードマークのオーバーオールを身にまとい、手には「かんぺ」の文字が入った紙を持ちながら「MajiでKoiする5秒前」を楽しく歌い上げた。モデル、そして舞台や映画女優として活躍している彼女をキャスティングして、歌わせてしまえる(アイドル的な物販まで!)のはIDOL NEWSINGならではの視点だ。
3番目はひめとまほう。姫乃たまとDJまほうつかい(AKA =西島大介)のコンテンポラリーポップユニット。漫画家としても活躍、楽曲制作も手がける西島大介はまじめに演奏していたかと思いきや鍵盤を乱打してステージを去るなど自由なステージング。ラップも交えた新曲も含めて3曲を披露。「真夏のスケープゴート」は夏にぴったりの爽やかなポップチューン。タオル片手に聴くべし。
続いて里咲りさが登場。間にアドリブの効いたMCを挟みながら「カタルカストロ」と9月発売のニューアルバムから新曲「Little Bee」を披露。音響トラブルで一瞬ギターの音が生音しか出なくなり、「初めてだしギター下手だからちょうどいいや」と言った直後に音響が復旧。「あー、治っちゃった」と会場をわかせた。この新曲はアルバムへの期待が高まるYUIなどを想起させる爽やかなギターポップだ。
5番目はMaison book girl。「bath room」の印象的な手拍子のイントロで幕を開け、MCをいっさいはさまず3曲を歌いきる。サクライケンタの変拍子の楽曲の流れるような曲の展開と4人のストイックなパフォーマンス、透明感のある歌声が会場の空気を一変させていった。
続いてDVD「IDOL NEWSING vol.2」のジャケット3人娘が登場。アイドルネッサンスの石野理子、吉田凜音、アップアップガールズの新井愛瞳がmihimaru GTの「気分上々↑↑」で会場のテンションをヒートアップ。それぞれがDVD撮影時の感想などもはさみつつ怒濤の後半戦へ。
アイドルネッサンスはステージ横幅いっぱいに広がり弾けるようなダンスを披露。夏らしい曲を織り交ぜながら会場を盛り上げ、ラストはニューシングル「君の知らない物語」で華やかに締めた。有名な曲たちが彼女たちの歌とパフォーマンスで別の表情を見せてくれるのが楽しい。
続いて吉田凜音がNATT!を率いてステージへ。「恋のサンクチュアリ」「真夏のBeeeeeeaM.」など次々と人気曲を歌い上げ、最後はやはり「りんねラップ」。軽快なラップスキルとNATT!との息の合ったダンスパファーマンスを見せつけた。一度ステージに立てば15歳とは思えない貫禄だ。
ラストはアップアップガールズ(仮)。怒濤のオーバーチュアから4曲を披露。初の日本武道館公演に向けて熱い思いをたたきつけた。
その後ステージには出演者全員が登場し、アップアップガールズ(仮)の「パーリーピーポーエイリアン」を全員で歌い踊り大団円となった。 IDOL NEWSINGのブランド力を目の当たりにし、IDOL NEWSING LIVEのさらなる発展を予感させるライブイベントだった。
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