#7 ブスiDについて
今年は弊社も協力させていただくことになりました。将来、なんでそうなったのか絶対に忘れそうだからここにメモしておこうと思います。
去年の動向は多少知っていましたし、ブスiDの人たちとイベントでご一緒したこともありました。みんないい子だし、可愛いじゃん、もっと言えば、すごいじゃん、って人も多かったです。
そうこうしているうちに、ブスiDはゆるやかに解散?し、気がつけば皆個別に活動中。あれは結局なんだったんだろう、とベズ柴崎氏に聞きたいなと思っていたら、風の噂に第2回の話が。
あるイベントのあと、柴崎氏がいたので話を聞いてみたのですが、立ち話では終わらず、結局別日に会って話しました。柴崎氏はやっぱり相当いろいろ考えていたし、こちらもこの1年で感じてたことをたくさん話しました。
なんだかんだ言っても「ブス」という言葉が強すぎて、運営側の結構真剣な思いと、参加者や世間の受け取り方に齟齬や誤解が生じまくっていて、そんなことお構いなしに、この「ブスiD」というパワーワードがズンズンひとり歩きしていている状況です。
それでも第2回をやろうという柴崎氏の考えはたぶん正しいし、本当にすごいと思ったんです。おもしろ半分やウケ狙いだけでは、世間の誤解しか招かないようなこんなしんどいこと普通やらないよ。炎上上等、嫌われる勇気。
そんな心意気に打たれて、微力ながらお手伝いしたいなと思ったわけです。
で、協力するからには、ブスiDについて自分なりにあらためて考えてみました。(結論ではないです)
当然、ここで言う「ブス」とは、見た目の美醜ではないです。これは第1回を経て、だいぶわかってもらっているんじゃないかなって気がします。
ではなんなのか?
それぞれが抱えるコンプレックスなのかな、と。オーディションでは、その嫌な部分をさらけ出して、強力な武器に変えられそうな人がグランプリを獲得するのかな、と。普通の答えですみません。
歌、踊り、文章、絵画、お笑い……どんな能力かはわからないけど、コンプレックスを何か突きぬけた力に変えられる人。
結局、ミスもブスも表裏一体というか、オーディションで求められることは同じなんでしょうね。
そんなことを電車とか寝る前とかに考えていました。
でも、このオーディションに応募する人は、それだけですごいと思いますよ。
だって「ブスiD」ですよ。
こんな名前のオーディションに応募できる人、それを楽しめちゃう人って、なんか素敵です。人生を楽しめる人な気がします。
オーディションで思い切り今の自分を出し切れば、誰が受賞するかは時の運だし、就活とかと一緒で合うか合わないかだけだし、気にする必要はなし。こういう時ってノリが大事だと思います。なんもしないより100倍まし。
弊社からは審査員で吉本が参加させていただきます。彼がいい!と思えば、次にやろうとしているアイドルグループのメンバーになれるかもしれないし、イベントで司会を頼むかもしれないし、モデルをやってもらうかもしれない。我々は少しでも多くの人に何か活躍の場を提供できたらと思っているだけなんです。
我々の会社も起業してやっと1年。いまだにこの社会に居場所をください!と、オーディションを受け続けているようなものです。だからオーディションなどで出会った人たちと知恵をしぼって、必死にあがいて、共に居場所を作りたいわけです。
最後に。
オーディションの日は私は仕事で沖縄にいます。申し訳ありません。